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円形脱毛症で労災は認められるか?

仕事のストレスで円形脱毛症に罹る人は少なくありません。
そういった状況になってしまった場合に、労災が下りるのでしょうか。

 

結論から言いますと、仕事が原因の精神的なストレスから来る円形脱毛症で労災が下りる事はありません。
まず大きな理由としてあるのが、労働基準法の中で円形脱毛症は、労働災害に含まれていませんので、因果関係があったとしても、法律上難しいのです。
それに、仕事のストレスであるかどうか、それ以外のプライベートな事から来るストレスなのかも判断できませんので、そういう意味でも難しいと言えるでしょう。

 

円形脱毛症が発症するメカニズムが、ハッキリと解明されていない事もありまして、本当にストレスからなのか、元々の体質なのかといった点も労災の争点になります。
そういった状況の中で、労災を認めるには難しいと言えるのです。

 

円形脱毛症に罹る多くの人が、強いストレスを感じていますので、仕事によるストレスが原因と思う方が多いでしょう。
しかし、このような理由で労災は認められていませんので、注意する必要があります。

 

同じストレスから来る病気である自律神経失調症の場合でも認めて貰えるには、根気が必要であり、認定まで長い年月を要したケースもあります。
客観的に審議されて、認めるかどうかの決定をしますが、日本では、目に見えない精神的な病気は、認められ辛いと言えるのではないでしょうか。

 

認められるにしても、認められないにしても、症状を改善させていかなければならないですので、精神の安定を図りながら、治療していきましょう。